私の恋のヒーローは


そう言っていた降谷 恭斗だったけど
しばらくすると香西 桃乃と
付き合い始めた。
それが、あの男の返事なのだろう。

悪い奴ではない事は知っている。

降谷 恭斗と香西 桃乃の
組み合わせは最高だった。
鑑賞用にするのであれば
降谷 恭斗は申し分ない。
いつだって、ヒーローになれる。

2人の登校する姿を眺めながら
私は指を動かした。

初めての感覚だった。
思いがスラスラと言葉に代わる。
妄想とはまた少し違う感覚だった。

七海「何してんの?
あっ!まさか新作?」

絆「そうだ。今回はいつもよりも
早く書けるかもしれん。」

七海「どうゆう事?」

絆「降谷 恭斗をヒーローに書く。
あの男の恋愛を小説にする。」

七海「なるほど。現実の恋って事か。
うん!面白そう!」