私の恋のヒーローは


そうだ。これくらい当然の事だ。
私はこの男に今まで散々
付き合ってきたのだから。

恭斗「俺の言葉はハエの羽音じゃ
なかったのかよ?」

絆「そう思っていたが
そうでもなかった。お前は私の現実を
生きやすくしたヒーローみたいな奴だ。
だから、私はお前をヒーローに
小説を書きたい。」

恭斗「さっき言わなかったか?
お前に興味なくなったって。」

絆「ああ。言った。
お前が私に興味がなくなったとしても
私はお前に興味がある。
降谷 恭斗の恋愛を見てみたくなった。」

恭斗「俺が香西と付き合えば満足なのか?」

絆「付き合うだけじゃダメだ。
お前が幸せにならないと意味がない。」

恭斗「分かったよ。
とでも言うと思ったか?
絶対に俺は付き合わない!」