私の恋のヒーローは


雄亮「絆の事、ずっと好きやで。
絆が転校する時、ちゃんと
伝えなって思っててんけど
勇気出んくて言われへんかった。
でも、もう遅いな。」

絆「遅い?」

雄亮「絆は降谷の事が好きなんやろ?
見てて分かるわ。今の絆
めっちゃ楽しそうやから。
分かっててんけど、伝えたかった。」

絆「バカな事を言うな。
私はあの男など好きではない。」

雄亮「ほんなら、俺にチャンスある?」

絆「悪いが、私は
現実で恋愛をするつもりはない。」

雄亮はいつかのように
優しい笑顔を向けた。

雄亮「絆、傷付くんが怖いからって
逃げてたらあかんで。
好きって気付いた時には
もう遅いから。今の幸せを大切にな。」