私の恋のヒーローは


降谷 恭斗のそんな表情を見たのは
初めてだった。降谷 恭斗に
足りなかった憂いを纏った。

絆「何故、お前は出て行かない?」

恭斗「俺はこの家の長男だからな。
捨てる事は出来ない。」

絆「そうか。疑問は解決した。
プリントは確かに届けた。失礼する。」

恭斗「ちょっと待てよ!」

降谷 恭斗は私の腕を掴み
いつものように睨んでみせた。
この男の最大限の強がりが
横柄な態度を取る事なんだろう。