その後、降谷 恭斗が雄亮に
何を言ったのかは知らないけど
最近、雄亮は必要以上に
私に絡んで来なくなった。

顔を合わせば挨拶はするけど
新しく出来た友達と
よく一緒にいる所を見かけるようになった。

私はというと、最近は
毎日のように七海と一緒にいる。
共に、お昼休みを過ごすようになった。
私の指定席だった場所が
七海の指定席にもなった。

降谷 恭斗はというと
最近、学校に来なくなった。

あの男の事などどうでもいいが
私は今日、あの男に会わなければならない。
4日も学校を休み続けている
あの男にプリントを届けて欲しいと
担任に厄介事を押し付けられた。