あの日、雄亮は私に言った。
昔みたいに守るからと。
でも私は、雄亮に守られてると
思った事は1度もない。

いつも脅されているような気持ちだった。

恭斗「おいっ!」

今日も不機嫌な顔をした
降谷 恭斗が突然、目の前に現れる。

恭斗「約束破ってんじゃねぇよ。」

絆「え?」

恭斗「待ち合わせ時間
10分遅れてるから。
さっさと行くぞ。」

私の手を引き降谷 恭斗は
校舎の中へと入って行く。

当然の事だが私は降谷 恭斗と
待ち合わせなどしていない。

恭斗「お前、あの男に脅されてるのか?」

絆「そんな訳ないだろ。
雄亮は私の友達だ。」