私の恋のヒーローは



絆「悪いが、私は雄亮と
お昼休みを共に過ごすつもりはない。」

雄亮「また明日も誘うわ。」

また、厄介な人間が増えた。
降谷 恭斗と七海という2人の
人間と関わる事で精一杯な私に
寿司屋の出前みたく
もう1人追加で!とはいかなかった。

全ての誘いを振り切り
いつもの指定席に座ると
ため息をついた。

私の学校生活は変わってしまった。
厄介な人達と出会ってしまったから。
でも、キャパオーバーだとは
思っていても、誘われる事は嬉しかった。

七海「本当にここにいるんだ。」

お弁当箱を持った七海は
私の姿を見つけると小さく手を振った。