降谷 恭斗と関わるようになってから
私の現実は少しずつ変わっていった。

朝、学校へ行くと降谷 恭斗が
私の机に座っていた。

絆「そこは私の席だ。」

恭斗「今日の放課後、付き合え。」

絆「断る。」

恭斗「お前に大切な話がある。」

絆「だったら、今聞く。」

私の態度が癪に触ったのか
降谷 恭斗は私の胸ぐらを掴んだ。

乱暴なその態度とは裏腹に
表情は優しいものだった。

恭斗「頼むから。時間くれ。」

いつもの様子と違うせいか
首を縦に振ってしまった。