絆「はい。」

恭斗「霜月か？」

絆「...そうですけど。」

恭斗「プリント持って来たから
開けてくれないか？」

オートロックを解除した私は彼を待つ。
本当は会いたくないけど
この息苦しい生活にも
嫌気がさしていた頃だったから
降谷 恭斗に会うのも悪くはない気がした。

ーピンポン

インターホンの鳴る音を聞き
私が鍵を開けると彼は
大胆にも玄関先で壁ドンした。

恭斗「どうゆうつもりだよ？」

絆「あなたの方こそこんな事して
どうゆうつもりですか？」

恭斗「俺はプリントを届けに来ただけだ。」