ほんの少しだけワクワクした。
この男はどんなスピーチを
するのだろうと。
ほんの少しだけドキドキした。
この男が私に伝えたい言葉は
何なのだろうと。
『俺のヒロイン 2年F組 降谷 恭斗。
青春に色を付けるのなら何色だろうか。
青い春と書く位だ。きっと青に違いない。
そう言う人もいるだろう。
部活に勉強に恋愛に
熱く燃え上がるのだから、赤だ。
そう言う人もいるだろう。
でも、俺はずっと黒色だと思っていた。
どうでもいい。興味ない。
俺は俺だけの人生を生きる。
他人に左右されない揺るがない未来。
そうだ。俺の未来は初めから
決まっている。覆そうとは思わない。
別の人生を探そうとは思わない。
今の自分に満足してる。...つもりだった。



