絆「だから、それは何故だ?」
恭斗「この間言っただろ?
今の俺には目標がないんだよ!
あの人に言われたんだ。
サッカーを辞めない限り跡は継がせないって。
今まで、耳にタコが出来るほど
弁護士になれって言われ続けてきた俺の
目標が無くなった瞬間の絶望が
お前に分かるのか?」
絆「絶望したから諦めるのか?」
恭斗「目標がなくなった俺の人生には
何もない。その事にようやく気付いた。」
本当に可哀想な男だ。
誇れるものを持っているというのに。
絆「生きる意味...なんて考え出したら
キリがない。だって、大半の人に
生きる意味などないのだから。」
恭斗「何だよそれ。」