私の恋のヒーローは


絆「お母さんがお父さんの事を
先に好きになったのですね。」

母「そうよ。何度も何度も
私からデートに誘い
お父さんに好意を伝え続けた。
私の粘り勝ちね。
最終的にはお父さんからの
プロポーズを勝ち取ったわ。」

私にはお母さんのような
情熱的な恋愛は出来ないなと思った。
でも、今の話を聞いて
尚更、決心がついた。

絆「お母さん。やっぱり私は
学校を辞めます。」

さっきまで楽しそうに話をしていた
お母さんの表情がまた曇る。

絆「お母さんの言う友達。恋愛。恋人。
私にとってのそれは現実世界で
必要な事ではないんです。」

母「どうゆう事?」