職員室に着くと花川先生の所に行って任務完了


「ごめんね。重かっただろうに任せっきりで」

と申し訳なさそうにしていた



そう思っていたなら女子の私じゃなく男子に頼んでほしかったな先生


男性と居るのはやはり苦手だと思い早く立ち去ろうとして背を向けて出口に歩いていこうとすると思い出したかの様にいきなり先生が私の手を掴んだ


「ちょっとごめんね南さん
中野くんだったかな君は先に教室に戻っていてくれる?南さんと話があるんだ」

握られた手に顔が強張る

冷や汗が出て足が小さく震える

「怖い」そう思った

中野くんも先生もそんな私に気づいていないのか中野くんは「はい」といって出て行ってしまった