「わあ、ありがとう!うれしいー!よろしくね、みんな」
花が開いたような明るい笑顔で喜んでくれる更級さん。
そんな無邪気な可愛い姿を見ていたら、この前の食堂でのことが間違いに思えてくる。
うん、そうだよ。きっと聞き違い。
いつまでもそんなはっきりしないことにこだわるのはよくない。
それより、これを機に更級さんと仲良くなれるといいな。
「こっちこそよろしく、更級さんー」
「はーい。
……あ、そうだ広瀬くん。あのね、行き先のことなんだけどー」
更級さんはするーっと私のわきをすり抜け広瀬くんのところへ。
広瀬くんが持っているしおりを覗きこむように寄り添う。
「………」
私は自分でいうのもあれだけど鈍い方だ。
特に恋愛系。
まともな初恋もまだだし。
でも、さすがにわかる。
更級さんは広瀬くんが好き。
たぶん。たぶん。
広瀬くんと一緒にいたくてこの班に………
花が開いたような明るい笑顔で喜んでくれる更級さん。
そんな無邪気な可愛い姿を見ていたら、この前の食堂でのことが間違いに思えてくる。
うん、そうだよ。きっと聞き違い。
いつまでもそんなはっきりしないことにこだわるのはよくない。
それより、これを機に更級さんと仲良くなれるといいな。
「こっちこそよろしく、更級さんー」
「はーい。
……あ、そうだ広瀬くん。あのね、行き先のことなんだけどー」
更級さんはするーっと私のわきをすり抜け広瀬くんのところへ。
広瀬くんが持っているしおりを覗きこむように寄り添う。
「………」
私は自分でいうのもあれだけど鈍い方だ。
特に恋愛系。
まともな初恋もまだだし。
でも、さすがにわかる。
更級さんは広瀬くんが好き。
たぶん。たぶん。
広瀬くんと一緒にいたくてこの班に………


