_昼頃_

仕事を一段落終わらせたので、
未希ちゃんの元へ向かった。

「待たせて、ごめんね。」

「いえいえ。」

「とりあえず、お腹空いたし、
メニュー頼もっか。」

二人共パスタを頼んだ。

「ところで、私に相談とは?」

「ここ2週間、彼氏から電話もL◯NEでも
来ないんです。
 もうすぐ、彼の誕生日なのに…」

「そうか…。じゃあ、彼氏の家に
 行ってみたらどうかな?」

「私、彼の家知らないんです。」


そう、きたか。家がわからないって、
"finish"の"finis"あたりまでやばいかも。

うーむ、最終手段かな。

「彼氏の職場に行くのはどうかな?」

「あっ、そうですね!
 …あの、由希子さんついて来てくれませんか?
 お願いします。」

「…いつ行くの?」

「…5月1日です。」


今日は4月29日。ってことは明後日?
明後日って、私の誕生日⁉︎
Wow!いや、ワオじゃない。
明後日、birthday girlよ。
しかも、27…
そろそろ、結婚を視野に入れていかないと
とか考え始める時期よ……………

うーむ、でも特に予定はない。
うーむ、うーむ…、、、。

「わかった。5月1日、仕事が終わったらね。」

「はい!」



私はうなづいた。
5月1日以外と言うのも、アリだっだ。
けど、、、何の予定もない誕生日よりかは
後輩を見守ることの方が良いかもしれない。