いつの間にか夕方になっていた。
学生たちが帰宅をしている。

「制服見てると、懐かしいね。」

「うん、もうJKとか9年前になるのよ。」

なんて、話をしていると
ハンカチが舞い降りてきた。

「あっ、すみませ〜ん!」

「はいっ。」

「ありがとうございます!!」

今のJKか…

「あれっ、由希子ちゃん?」

「えっ、、、?」
あの若い男って、高校生だったの…
どうしよう、未成年と寝てしまった。
今、頭の中には「YBI=やばい」しかない。

「由希子ちゃん?誰、理人?」
JKが聞いてきた。

「理人くんの親戚のお姉さんなの。」

「親戚のお姉さんですか。
私、『諏訪灯里(すわ あかり)』って
言います! じゃあ!!」

「じゃあ、由希子ちゃんとお姉さん
バイバイ。」

彼らは去って行った。




「由希子、あの子が例の若い男?」

「そう、高校生だったなんて…」

「高校生ぐらい良いじゃない。
良い子っぽいし。」

「良い子かどうかの問題じゃなくて、
そもそも何も無いし。」

「そう?これから何かありそうで
面白そうね!!」

「また、面白半分にして…」