「......何もそんな言い方をしなくても」
だんだん声が小さくなっていくのが自分でも分かりました。
ストーカーにはなりたくないと僕が言うと、純は弱みでも握ったように「ふうん」と口角を上げます。
そういえば、あの後のことを、純は知っているんでしょうか。
疲れたのか、再び気を失ってしまった純を運んだこと。いわゆるお姫様抱っことかいうやつです。車まで行きたかったのですが、体力の問題であの公園までが限界でした。
その後は純の携帯を借りて連絡して、純のお母さんに迎えに来てもらいました。家がどこにあるのか知らなかったので、送ることはできなかったのです。



