あかいろのしずく


お土産?と僕は首を傾げます。わざわざ僕の分も買ってくれたんでしょうか。



「どこに行って来たんですか?」



袋を止めてあるテープをとって、僕は聞きました。
そしたら純は、自慢げに言うのです。




「ネズミーランド!」




僕はぎょっとして固まりました。



かの有名な遊園地、ネズミーランドです。

僕はまだ人生で一度しか行ったことがありません。それも中学の時の修学旅行で、です。別に友達が少なかったわけじゃないのですよ?


行くとなるとなかなか大変だったので。




「ミナト先輩と約束してたんだ! 今年は行こうねって」

「へ、へえ......」

「反応薄いわね?」



純はそう言ってクスリと笑います。