口の中に砂を流し込まれたみたいでした。酷く喉が乾いて息もできないのです。気管支から肺の中までそれで満たされて、咳をして吐き出すこともできない。
暑さも感情も痛みも震えも立っている感覚もなにも感じない。
瞼を引きちぎられて無くしてしまったようで目を閉じることもできない。そのうち目が乾いて痛くて潰れそうになって、僕はようやっと一つ瞬きをしました。
気絶しそうになりました。一瞬でした。ほんの一瞬、僕はまた訳も分からず何かに潰されて死んだように思えました。あるいは空気にでもなった気分でした。
足元が遠くて、頭の中が足元の花でも詰め込まれたみたいに真っ白になって。
「すみません」
気づいたら、僕は咄嗟に謝っていました。
暑さも感情も痛みも震えも立っている感覚もなにも感じない。
瞼を引きちぎられて無くしてしまったようで目を閉じることもできない。そのうち目が乾いて痛くて潰れそうになって、僕はようやっと一つ瞬きをしました。
気絶しそうになりました。一瞬でした。ほんの一瞬、僕はまた訳も分からず何かに潰されて死んだように思えました。あるいは空気にでもなった気分でした。
足元が遠くて、頭の中が足元の花でも詰め込まれたみたいに真っ白になって。
「すみません」
気づいたら、僕は咄嗟に謝っていました。



