あかいろのしずく


「みんな海にいるのに、あなたは行かなくていいんですか?」


なんで海にいるんだ?
俺はポカンとしていた。


「海が好きなんですよ。アズマ先輩もそうでしょう?」


純が首をこてんと傾げる。


確かに嫌いではないけれど。
けど、じゃあどうして純はここに?



「それがヒントだったりするのです!」


はあ?


「あー、もう! そんな顔しないでください! ていうか大体、疲れたからってわざわざこっちに休みに来ることはないでしょう?」



疲れた? 俺が? 何の話だよ。

そう言って笑い視線を落とす。その時だった。
初めて、俺は自分の足が焼け爛れていることに気づいたのは。