じゃあ、助かったのか?
俺は、生きてここを出られるのか?
運が良かったのか?
こんなことって、あるのか?
これは、不慮の事故なんだよな?
俺のせいじゃ、ないんだよな?
畳一畳分ぐらいのスペースに、俺は一人座った。西平の方を見たら吐いてしまう。けど、窓は目の前にあるのに、体が震えて動かなかった。
俺が西平を殺したのかもしれないだとか、本当にこんなことがあるんだろうかとか、自分は運が良かったのかはたまた最凶だっただけなのか。
これは「幸運」と言うべきなのか?
人が死んだんだぞ。
あまりにも衝撃的な事故によって、本来行き着くはずだった安堵の上に塗り重ねられた罪悪感。
それに潰されそうになって、俺はその場から一歩も動けずに震えていた。



