ドアを開いて中を見る。火は回っているが、ここも火力は弱い。そうしてとうとう、俺は屋根裏部屋へ足を踏み入れる。
そこで俺は、思いもよらない光景を目撃する。
「は......?」
雪の重みだろうか。もともと屋根の造りが悪かったのか、よく分からないが、屋根が崩れて部屋の半分以上が潰れていたのだ。そしてその中に、俺はあるものを見て驚愕する。
髪の毛が見えていた。
頭が見えている。腐った木やら雪やらに埋もれ、人間がいたのである。それは紛れもなく西平だった。西平は、雪のせいか他の理由で壊れた屋根に潰されて、死んでいたのである。
死を目の前にして、俺はとてつもない恐怖に襲われた。そして同時に胃液がこみ上げてきて、その場で吐いた。



