あかいろのしずく










長い間眠りについていた気がする。
目を開くと、体が重かった。


炎天下の中に放り出されたように、辺りは地獄のような熱さだった。汗が、出てくる。液体をもろに食らった足が、火を纏って燃えているのが分かる。皮膚がひりひりする。溶けそうだ。顔も、頭も痛い。


体は動くようになっていた。
おそらく、奇跡的に意識を取り戻したのだろう。


俺は右手を自分の胸の前に持ってきた。そこには何もなかった。銀色の丸いペンダントなんてものは、存在しなかった。



俺は、死ぬんだろうか。