あかいろのしずく


お前がやったこと、後悔させてやる。
誰のためだろうと純のためだろうとこれだけは譲らない。


神様に頼んだって許されねえよ、そんなこと。

もし神様が許すとしても俺は絶対に許さない。
泣いて「許して」と乞うことになっても絶対に許さない。

死んでも許すかよ。許す前に殺してやる。


殺してやる。

お前なんかいなくなればいい。

俺のこともミナトのことも、何も分かってないくせに。






『アズマ、頼むよ。お前しかいないんだ』




ミナト。

なあ、ごめんな。ごめん。

でもさ、なんで、俺だったの?








涙が一筋頬を伝う。意識が遠くなっていく。
ドアの前の炎の壁などもろともせずに、西平は部屋から出て行った。