......。まあいい、次からは落とさないように気をつけよう。
大切なものってレベルじゃない。拾ったのが西平だったら破って燃やされでもしてたんじゃないか? 助かった。
「俺のです。ありがとうございます」
「素直ですね、よろしい」
朝早く起きたはずなのに、気が付けばもう八時を回っていた。
そろそろお腹が空いた。そういや朝ご飯、昨日は食べてなかったな。
ぼんやり考えていたら、何を思ったのか藤谷が急に立ち上がった。
「ご飯の時間だね、待ってて」
どうして訳の分からないときに意思疎通するんだ?
パタパタと駆けていく背中を見て、微笑する。
本当に、見ているだけで気の緩みそうな笑顔だと思った。
大切なものってレベルじゃない。拾ったのが西平だったら破って燃やされでもしてたんじゃないか? 助かった。
「俺のです。ありがとうございます」
「素直ですね、よろしい」
朝早く起きたはずなのに、気が付けばもう八時を回っていた。
そろそろお腹が空いた。そういや朝ご飯、昨日は食べてなかったな。
ぼんやり考えていたら、何を思ったのか藤谷が急に立ち上がった。
「ご飯の時間だね、待ってて」
どうして訳の分からないときに意思疎通するんだ?
パタパタと駆けていく背中を見て、微笑する。
本当に、見ているだけで気の緩みそうな笑顔だと思った。



