アズマは最初、先生が夜に隠れている部屋は知っていると言った。
それは私達も良く知っている二階の右手前の個室。
その天井に不思議な扉があるのを見つけたのと、失敗した一回目の脱出の時に先生が潜んでいた部屋から考え、そこをちょうど出入り口とする屋根裏部屋があってもおかしくないという。
そして先生が家を出て外に行くのも、その部屋から階段でも出ているんじゃないか、と踏んだのだ。
だからまず、二時になったらアズマが先生に直接話を持ち掛けにそちらに行く。それから誘導して部屋から出した後、四人がこっそり屋根裏部屋から家を出る。
......と、なっていたのだけれど。
「お前が?」
「うん、私もアズマくんの方に加勢する」
私が提案したことで、四人はびっくりした。



