次の日、雨が降っていた。



目が覚めると異様な倦怠感。頭痛に襲われ起き上がることができず、ショウトが先生に薬を貰いに行ってくれた。


天気によって体調が変化する人もいるんだ、低血圧って。こんな日に限ってどうして雨なんか降るのかな。不吉極まりない。



アズマの隣で寝ていたことを突っ込まれたが、寝ている間に移動していたということにしておいた。


ご飯を少し食べて薬を飲むと、私は寂しく一人だけ横になる。




まだ、昨日アズマが言ったことが頭から離れない。



『脅しが本当になるんだ。あのサイトは武器を買うこともできる。俺らに逃げられたくなくて咄嗟に銃を撃ったりするかもしれない』