あかいろのしずく


自分の言動を振り返って私は、そこでようやっと気づいたのかもしれなかった。「責任」という名の鎖が、私に絡まりついて締め上げようとしていること。


テキトーに済ませようだなんて思っていたはずがなかった。
おそらく事態は、私が考えるよりずっと深刻だったのだろう。



誘拐、脅し、期限付きの自由、仲間割れ。



ああ。
私ってずるい。本当に、ずるかった。


逃げてたんだ、どこか。
綺麗ごとを並べて、みんなにも、自分にも言い聞かせてた。大丈夫、焦ることない、私達なら出られる、みんな出られるって。





実際は?



誰がその通りにいくと思っている?




自分の言動にはちゃんと、責任を持たないといけなかったんだ。