あかいろのしずく


え?



「付き合ってやる」




不意にこぼれた笑み。

あ、意外。笑うんだなあ。


不覚にもドキッとしてしまって、私は「そ、そっか」と戸惑いながらも笑って返した。でも、良かった。協力してくれるみたいで。

ホッとして息をつく。


すると、



「行きましょう」



ショウトに手を引っ張られ、体がそちらへと傾く。
バランスを崩しそうになり慌てて足で踏ん張ると、そのまま体の向きを変えた。


「ショウトくん?」



え、なに? 急にどうしたの。

私が尋ねてもショウトは何も言わない。
そのまま私達は部屋を出て、階段を降り、一階に足を進めていく。