「一緒に頑張ろう。いや、頑張れ! アズマくんも私も、みんなここから出るんだから!」
そう言ってから、自分が見事に浮いていることに気づく。
沈黙が流れ、ありゃ、と心の中で呟くも、誰もその言葉に賛成の意を示さない。サユリさんもショウトもポカンとしていた。
ゲームとか漫画だと、ここで「そうだそうだ!」みたいな流れになるはずなんだけども。失敗したか。
「随分偉そうな物言いだな」
アズマにも指摘され、「う」と声が漏れた。まあ、そうだよね、五人まとめてみんなとか言っちゃったし、何様のつもり......、
なんて、ボロボロになって落ち込んでいたら、
「......いーよ」



