――――。 咳き込みながら目を覚ますと、そこは暗い部屋だった。 電気が橙色の淡い光を放ち、部屋は夜の闇と明かりの混ざりあった色に染め上げられていた。視界がぼやけてはっきりしない。 潰されてしまいそうな恐怖に、心臓が破裂してしまいそうだった。 あの日から何度も経験してきたはずなのに、一向に慣れる気配がない。 汗をかいているせいで服がぐっしょりと濡れている。 息が荒い。 気持ち悪い......。 助けを求めてふらふらしながら起き上がる。