―――― 「どうしたの、ナナカ」 友達の小南柚希が話しかけてきて、私はそちらに振り向いた。 ユズキは私が手に持っていたものを見るなり、「うそ!」と叫ぶ。 「それってもしかしてラブレ――――」 「わー!」 慌ててユズキの口を塞ぐと、ユズキはニヤニヤしながら私を見た。分かんない、そうなのかな? これってラブレターなの? 左手に持っているのは四つ折りのルーズリーフ。さっき内容を確認したら、ユズキの言う「それ」っぽいことが書かれていたのだけれど。