私は電話が終わると、金井さんに向き直した。
「あ、すいません。友達から電話でして、急に会わくちゃいけなくて。そういえば。さっき、何か言いかけてなかったですか?」
私は金井さんが言いかけていた言葉を聞きたくて、金井さんに聞いた。
だけど、金井さんは微笑を浮かべて、なんともなかったように私に返事をする。
「…いえ、何でもないです。それなら、早く行った方いいですね。また、会いましょう」
金井さんは微笑を浮かべて、なんともなかったように私に返事をする。
「…ありがとう。ゴメンね。じゃあ、また連絡するね」
私は笑顔で金井さんに言って、手を振って別れた。
別れた後、すぐに亮介のとこに向かった。
待ち合わせ場所を高杉駅じゃなくて、違う場所にするんだった。
まさか、金井さんが見ていたとは。


