「おっ、親子丼ですか?」
「はい。お腹すいたんで。金井さんはどうします?」
私はメニュー表を開いたまま、金井さんに渡した。
「ありがとうございます」
前とは違く私が早く決まり、金井さんがメニューに迷っていた。
「……これにします」
数分後、金井さんは決まったのか、メニュー表に指をさしていた。
「あ、これこの店で人気な豚ロース丼ですね。美味しそう」
私はメニュー表を見ながら、美味しそうと目を輝かせていた。
金井さんは微笑みながら、私に返事をした。
「はい。じゃあ、二つ頼みますね。すいません」
呼び出しボタンを金井さんが押したら、店員はすぐやってきた。
「はい。ご注文は?」
「親子丼と豚ロース丼お願い致します」
金井さんは店員にスムーズに注文し終わった。


