きみの理想の相手


明日、言おう。正直に。

私はいつもより早くお風呂に入り、眠った。

次の日

いつも通り出勤して、仕事をした。
利用者の支援、送迎車に乗り、事務作業をする。

そして、帰り支度をすると、恵くんから連絡がきた。

前来たカフェで待ってます。理実はゆっくりきてね!

と、恵くんは私に気を遣わせないように、返信してくれた。

恵くんの返信はただのメッセージに見えるが、違う。

彼なりに優しさがある。普通の人は分からないが私を想っていることに。

考えながら、私はバスの停留所まで走って、駅まで着いた。