乙女の恋はいつも甘〜いアイツに振り回される

「まあ、たぶん私が悪いんだけどね…」

華恋は、創と喧嘩した時のことを包み隠さず全てを話した。

黙って聞いていた友達は、「う〜ん」と唸る。

「仲直りしたいなら、早く謝った方がいいよ。じゃないと、溝ができたままになっちゃう」

「そっか…。やっぱりそうだよね…」

華恋はため息をついた。

廊下からは、進路指導の先生の声が聞こえてくる。進路のことについて質問している生徒がいるようだ。

進路のことに、彼氏のこと……。華恋はますますどんよりした気分になった。

しかし謝ろうとしても、創に嫌われてしまったのかもしれないと思うと謝れない。創の声を聞くのが、創の打った文字を見るのが、進路を決めることよりも怖い。

「彼氏とどうやったら仲直りできる?」

そういろんな友達に相談してみても、帰ってくる答えはみんな同じだった。

「謝ればいいんじゃない?」

「謝らないとダメでしょ」

「謝った方がいいよ〜」