蒼介と先生が脚立に登り看板を立ててくれた。

飾られた看板をみて泣きそうになる。

私はひとりじゃない。

隣には仲間や先生がいる。

「この看板、文化祭終わったら持ち帰る」
私の言葉に先生はあほっと頭を撫でた。

「頑張ったな。」

私は3人に頭を下げた。
「ありがとう」と心からの感謝をのせて。