きらきら光る

「先生、私大丈夫ですよ。負けませんから。」
「?」
「生きているだけでもいいんだって思うんです。おばあちゃんが生きていてくれることに大きな意味があるんです。」
「意味?」
「理由かな…?」
藤田は新しい花を植えながら言う。
「私がいきる理由。がんばる理由。」

その言葉を聞いたとき俺は怖くなった。

藤田が消えてしまうんじゃないかと思った。

おばあちゃんになにかあったら…消えるんじゃないか…。

茜みたいに簡単に。