きらきら光る

大きな一軒家。築年数はたっているけどかなり立派な家。ここにたったひとりで住んでるのか…。

藤田の笑顔の裏に見える寂しさが家を見ると現れているようで抱き締めたい衝動にかられた。

玄関のチャイムを鳴らしてもなにも反応がなく嫌な予感がして玄関の扉に手をかけると簡単に開いた。

「藤田っ?学校医の松浦です。藤田さん?」
いちを敬語で話す。それでも反応がなく冷や汗がでた。

「入るぞ!?」
慌てて家の中にはいる。

歴史を感じる物の量だがかなりきれいに掃除されてる。

「藤田?陽咲っ!陽咲っ?」
呼んでも呼んでも返事がない。