結局私たちは決勝戦に破れた。
でも、なぜか気分はすがすがしかった。

この日から私は優子と親友になった。

優子はこれからは正々堂々と戦うって意気込んでいる。


でも私が蒼介を好きになることはたぶんない。




そんなことを考えながら紅色の夕焼けの道を私はある場所へ向かって歩いていた。