「なにしてんだ?」
その声に私は目を閉じたまま返事をする。
「お日さまの力もらってるの。」
「?植物かお前は。」
「私の名前にはね太陽の陽って漢字が入ってるんだけどね、どう考えても私はお日様みたいにきらきらできないから。こうやってパワーをもらってるんだよ。」
死神じゃなく神様に見てもらえるように…。
屋上で朝陽の力をもらう私の頭を先生はぽんと撫でた。

私が目を開けると朝陽で先生がまた眩しく見える。


先生はいつも眩しい。お日様みたい。

先生と一緒にいると羨ましくなる。

もしかしたら先生と一緒なら私の死神の力が消えてなくなるんじゃないかな…。