きらきら光る

「先生、私学校辞めようかな。」
「なんで?」
「う~ん。」
「また壁作ったな。自分のテリトリー。」
俺の言葉に藤田はまた茜そっくりの笑いかたをする。

「私ね、死神なの。きっと。神様に嫌われた死神。」
「死神?」
「私と仲良くしたら、先生の命、私もらっちゃうかもしれないよ?先生。」
藤田はそう言って笑ったのに、すぐにでも抱き締めたくなるような切ない顔をしていた。



抱き締めたくなる…?
俺、なに考えてんだ?