きらきら光る

私は痛む胸で大きく息を吸い込み松浦先生に伝えた。

「助けてください」と。

涙が溢れた。

ずっと誰かにすがりたかった。
助けてって言いたかった。

心のなかで誰にも届かない『助けて』を繰り返していた私。

その言葉が松浦先生に伝わり「わかった」と力強い返事までくれた。

「言え。助ける。」
松浦先生は私をまっすぐに見て優しく笑った。