きらきら光る

もう走れなくて、ふらふらしながらも「おばぁ…ちゃ…ん」と呼び続ける。最悪の事態が脳裏をよぎる。

嫌だ嫌だ嫌だ!


バイト先のコンビニのそばにもおばあちゃんはいない。

どこに行っちゃったの!?

息が苦しい。呼吸ができない。苦しいのとどうしたらいいかわからないのとで涙が溢れてくる。泣いてる場合じゃない。涙をぬぐってまた歩き出そうとすると目の前に見覚えのある長身の寝癖頭。松浦先生がいた。

先生、助けて!