きらきら光る

深呼吸をして家の鍵を開けようとすると鍵が空回りした。

一気に血の気がひいて家の中に駆け込む。

「おばあちゃん!!」
寝室もキッチンもお風呂もトイレも…どこにもいない!
おばあちゃんの愛用していた靴もない!

私は裸足のまま家を飛び出した。

「おばあちゃんっ!おばあちゃん!」
必死に大きな声で呼びながら探し回る。


息が切れて咳が出て気管が閉塞しそうなのを感じながらも、止まれない止まっている場合じゃないとありったけの力を振り絞る。