きらきら光る

俺たちはスーパーに寄ってから俺のアパートの部屋に向かった。

ふたりの休みが合う時は時々こうして陽咲は泊まりにくるようになった。もちろん陽咲の叔母さんの了承はもらっている。そこは大人の男のステータスだ。


部屋に入ると陽咲は慣れた手つきでキッチンに立ち料理を始める。俺はさっそく缶ビールをあけてからそんな陽咲を食器棚に寄りかかり見つめる。


つい邪魔したくなって後ろから抱き締めると陽咲はくすっと息をもらして笑い俺の口に生のニンジンを入れてきた。

「うさぎか俺は」
そう言って彼女を振り向かせて唇を奪うと陽咲は幸せそうに微笑む。