きらきら光る

先生に微笑んでから私は左手で鞄からノートとペンを出した。

先生は私が出したペンのキャップを開けてくれる。

『先生あのね。』
「うん。」
『私の手を治してください。』
「わかった。」
満面の笑みで先生は私の頭を撫でる。

『先生』
「ん?」
『私、戦ってみる。自分の運命と戦ってみる。すっごく怖いけど。戦ってみる。』
「うん」
『一緒に戦ってくれる?』
「当たり前だろ。」
『先生』
「ん?」
私はぺんを置いて先生を見る。

そして自分の喉に手をあてながらゆっくり息を吸い込み伝える。