きらきら光る

処置室にはいる叔母さんを見送り私は待合室のベンチに座っていた。

私はなんの役にも立てなかった。

自分の手を見つめながらこもらない力を必死に込めようとした。


そんな私の手を熱い先生の手が包んでくれる。


力の入らない私のかわりに力を込めて。


言葉がなくても伝わってくる。


大丈夫と。