きらきら光る

「あいつ、喋れなくなったらしいんです。」
「え?」
「北海道に行ってからずっと一言も話せないらしくて。精神科にかかったり叔母さんて人もがんばったらしいんですけど、話せなくなったって。」
心がざわめく。

「あいつの心。ぶっ壊れちゃったんじゃないかって…。このままでいいんですか?」
「いいわけないだろ。」
「じゃあなんでここにいんだよ。」
宮田は感情を露にする。

本当に

自分の成長とかあいつにふさわしいとか…そんな場合じゃない。