先生へ。
突然ごめんなさい。私は叔母さんと一緒に北海道へ行きます。優子が事故に遭ってからずっとそう決めていました。なにも言わずに行くことを許してください。

先生は私にとってお日様みたいにきらきらしていました。眩しくて目が開かないくらい。先生のそばにいたら私はこの運命を変えられそうな気がしてわくわくしました。先生と一緒にいるとどきどきもしました。でもこの想いは心の中に封印します。先生が大切だから、この想いは絶対に開かない心の中の宝箱に入れておきます。

先生、いっぱいいっぱいありがとうございました。
どうか幸せになってください。たばこ、吸いすぎたらだめですよ。お酒もほどほどに。体を大切にしてください。

さようなら。

藤田陽咲